岡崎の玄関というと、どうしても岡崎城に近く、活気のある名鉄「東岡崎」駅になってしまいますが、JR東海道線の「岡崎」駅にも「松平元康像」があります。そして、JR岡崎駅の界隈は、三河一向一揆の拠点となった地域でした。名鉄「東岡崎」からJR岡崎駅というのは、距離にして3〜4kmでしょうか。歩くには躊躇する距離です。
JR岡崎駅の「松平元康」
勝鬘寺(しょうまんじ)
勝鬘寺は、本證寺、上宮寺とともに真宗三河三か寺の一つです。勝鬘寺の三河一向一揆では、徳川十六神将でもある蜂屋貞次、渡辺守綱らが立てこもりました。しかし、数ヶ月にして土呂の本宗寺などとともに家康方の兵火にかかり、大規模な伽藍も消失したといいます。住職は国外追放となり信濃国に逃れましたが、1585年に戻りました。
土呂八幡宮
奈良時代末期に創建されたといいます。一揆の拠点として近隣にできた本宗寺とともに、1564年、三河一向一揆により焼失しましたが、徳川家康の命を受け石川数正によって再建されました。
上地八幡宮
源頼朝の弟の源範頼が、平家討伐後に三河国の守護に命じられ、1190年に社殿を造営したのが、上地八幡宮の起源とされます。
JR東海道線が通っています。
浄珠院
浄土宗の寺です。松平氏の外護を受け、三河一向一揆の時には、家康側の本陣が置かれたといいます。1564年、ここで和議が成立ということになっています。イチョウの大木が印象的なお寺です。