徳川家康で学ぶ科学・技術

徳川家康をきっかけに科学や技術の理解を深めます。歴史、観光情報、グルメから、先端の科学技術まで勉強できてしまう全く新しいブログです。コメントや連絡も一番下のコメント欄でお待ちしております。

ギギと結城秀康

お万の方が、1574年、宇布見(浜松市西区)の中村家で産んだとされる結城秀康。幼名は於義伊(おぎい、於義丸)でした。これは、魚のギギに似ていたことから名付けられたといいます。

ギギは、ナマズ目の魚ですが、どんな魚なのでしょうか?ギギは、義義と書くそうです。体長30cmにまでなるナマズの仲間で食用です。ギーギーと鳴くことから名前がつけられたのでしょう。でも、近畿地方以西にしか生息しないということで、遠江や三河の地では馴染みのない魚だと考えられます。東日本(神奈川以北)にはギバチ(義蜂)という魚がいます。また、三河湾には小型のネコギギという種もいますが、現在は絶滅危惧IB類 (EN)になっています。 

おそらく、こういうギバチ属の魚を含めて、ギギと言っていたものかもしれません。

 なお、 ナマズ科の多くは棘に毒をもっていることが知られています。有名なのはゴンズイの毒です。ギギの棘にも強くはないものの毒があるとされています。