磐田市豊島(JR磐田駅の南)の瑞龍山宝珠寺は、創建1350年とされる名刹です。
日吉丸(後の豊臣秀吉)が浜松の松下屋敷にいたころ、 松下長則が宝珠寺に囲碁に訪れたとされます。日吉丸が供として、対局を待つ間、この宝珠寺本堂の廊下で寝ていたという言い伝えがあるそうです。
JR磐田駅の南には、徳川家康が愛用した中泉御殿がありますが、豊臣秀吉、徳川家康といった日本史の重要人物が行き来していたと想像すると興味深いものがあります。
また、この寺には、磐田市出身の世界的な造園家で「昭和の小堀遠州」と言われた中根金作が、1981年に作庭した「涅槃の庭」があります。遠州地方で、遠州出身の世界的造園家が作庭した庭を見ることができる数少ない場所の一つです。