磐田市見付の見性寺は、臨済宗の寺院。如意輪観世音菩薩、釈迦如来坐像、不動三尊立像、十六羅漢図、五鈷鈴などの寺宝、境内には縄文時代の貝塚や盗賊日本左衛門の供養塔、松尾芭蕉の句碑「梅が香にのつと日の出る山路かな」などもあります。 創建年代は不明ですが、平安時代という説もあるようです。
この寺には、久能山東照宮から伝えられたという徳川家康の坐像の他、徳川歴代将軍の位牌もあるということです。この寺の中興の祖という南州宗薫和尚が徳川家康と親交があったとされます。
なお、南洲宗薫和尚は、雄踏町山崎の安寧寺ゆかりの人物で、雄踏町宇布見の息神社の東側に1615年に善林庵(現在は、道林寺と改称)を開山しています。江戸時代初期の遠州地方の臨済宗寺院の繋がりと徳川家康の関係が見えてきます。
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