岡崎の築山に居を構えていたことから、築山殿と呼ばれる家康の最初の正妻。
今回は築山殿についてまとめてみたいと思います。
File:築山殿.jpg - Wikimedia Commons
岡崎市の築山
「築山」があったとされる岡崎市の康生郵便局の近辺の風景です。籠田公園の南に位置します。
岡崎城の東には、籠田総門があり、東海道を挟んで、築山の総持寺(総持尼寺)と西岸寺があったといいます。
現在の西岸寺
第36番札所 無量山 西岸寺【浄土宗】|岡崎城下ふたつの霊場めぐり おかまいり
籠田総門跡近くにある現在の岡崎信用金庫資料館
築山御前
佐鳴湖(@浜松市)の湖畔に散ったとされる築山殿。
遺体は浜松市中区広沢の西来院(曹洞宗)に葬られました。
首塚は、岡崎の祐傳寺(後に八柱神社に移された)にあります。
西来院(せいらいいん)@浜松市
築山殿が命を落としたと言われている佐鳴湖の北側
浜松市広沢の西来院にある築山殿の供養塔は月窟廟(がっくつびょう)と呼ばれています。
月窟廟
祐傳寺(ゆうでんじ)@岡崎市
祐傳寺は、現在の岡崎市役所の近くにある小さなお寺です。築山殿の首は織田信長の実検を受けた後、石川数正がその首を持ち帰り、祐傳寺に葬ったとされています。ここにあるのは、とても小さな五輪塔です。
八柱神社(やはしらじんじゃ)@岡崎市
首塚は、後に八柱神社に移されたといいます。