法蔵寺は、岡崎市本宿にある浄土宗のお寺です。岡崎市内にありますが、名鉄の電車で東岡崎駅から5駅行ったところにあるので、岡崎城などの観光スポットからは外れています。
本宿は、東海道53次の赤坂宿と藤川宿の間にある場所で、柴田勝家の子孫の命により、世襲で代官を務めていた冨田家が力を持っていました。現在も本宿陣屋跡には冨田病院があります。慶應義塾大学医学部長だった冨田恒男氏、作曲家・シンセサイザー音楽の冨田勲などが、この冨田家の関係者です。この春に退任されましたが、慶應義塾大学先端生命科学研究所所長だった冨田勝氏もこの関係者ということになります。
本宿の冨田家ゆかりの旧代官屋敷
法蔵寺
創建は、飛鳥時代に、行基が観音菩薩像を安置したことといいます。平安時代になると、空海が来訪し真言宗になりましたが、南北朝時代、浄土宗になり、法蔵寺となったということです。松平氏の始祖である松平親氏が伽藍を建立して、松平家の菩提寺となりました。徳川家康(竹千代)が、ここで手習いをしたということです。また、東照宮が敷設されています。
竹千代が手習いをした紙を自ら植えた松の木の枝に干したという御草紙掛松
賀勝水:竹千代が手習いの時、水を汲んだ
新選組組長・近藤勇の首塚
近藤勇の首塚が、なぜこんなところにあるのか、わかりました。
松平一族と三方ヶ原合戦討死者の墓
広忠(家康の父)
亀姫(家康と築山殿の娘)、矢田姫、薄井姫(碓井姫)とされる墓碑などもあります
Wikipediaにも、法蔵寺の墓碑のことが記載されています。
法蔵寺東照宮